除菌・殺菌 雑談

コロナも死滅だ「次亜塩素酸水」

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世相を反映する様な話が出てくるのも、開発仕事をしているおもしろい要素の一つであります。今回は数年前に会社所属時におもしろそうだしやってみようかなと、開発企画提案をしたことがある話です。

次亜塩素酸水生成器

次亜塩素酸という名前を聞いたことはありますでしょうか。最近は結構馴染みがあるのかもしれません。除菌力、殺菌力、脱臭力に優れる成分です。この成分を生成する装置を開発して、必要な用途に応じて活用を頂こうと考えたわけです。そして、一般の方は聞きなれないかもしれませんが、何も新しい技術や機器では御座いません。

この次亜塩素酸を 次亜塩素酸水にして使える機器ということなのですが、「酸」という文字が含まれていることからも、酸性の水になります。もう少し詳しく申し上げると弱酸性(中世に近い酸性)にすることで、「使える水」になるわけです。ちなみに、強い酸性にしてしまうと溶けてしまうのですね。

電気関係の製品開発をしている弊社や当時の私とどの様な関わり合いが?と思うのですが、機器としては、電気分解による化学反応を用いて、指定容量の次亜塩素酸水を生成します。なので、電気分解を行う制御回路・ソフトウェアの開発が出てくるわけです。また、濃度(PH)の管理も行わねば、強い酸性になっても困りますね。逆にアルカリ性になっても意図するものではありません。この辺りの制御と処理を担う装置を開発するというのが、当時の私の提案内容であり、開発だけではなく製造・販売も自社で担っての提案でした。

次亜塩素酸水は売られています

わざわざ作らずとも販売されています。なので購入して希薄使用でも問題はありません。ただ、使用期限があります。数か月~6ヵ月未満が多い様で、十分に使い切る事ができるのであれば、都度購入でも良いと思います。

生成器の魅力は、必要分を必要な時に生成できるという点です。最も効力のある濃度の状態の次亜水を必要なタイミングで提供が出来る点です。

売られているものが悪いわけではありませんので、生活スタイルや施設などの運営スタイルで決めれば良い話です。

コロナウィルスに限らず使える = 流行りではない

次亜塩素酸水の生成器や次亜塩素酸水そのものは、コロナウィルスの問題以前から存在しています。そして、コロナウィルス騒動が沈静化しても、ノロウィルスやインフルエンザウィルスなど、種々のウィルスや細菌と付き合っていく必要があります。故に、今に限った話題ではないので、今回Pick Upしています。

今回のコロナウィルスの影響は小さくありませんが、沈んだ内容を綴るよりは、この一件を商売に繋げるマインドを持ち、人の役に立つ動きになる事が、小さな企業経営者の誇りなのかなと思っています。ピンチはチャンスです。結果を求めて前を向く方が人間らしいです。

こちらも合わせて確認頂くとより良いと思います。
 「注意!次亜塩素酸と次亜塩素ナトリウムは違う

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