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ソフトウェア 回路設計

FTDIチップ USBシリアル通信のドライバー

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VCOM PortとしてUSBをRS232Cへ見立てたインタフェースへすることで、CPUではUART、外部接続機器はUSBポートという具合に、異なるインタフェース間で、シリアル通信が実現できます。

その役目を担っているのが、FTDI社のチップだったりするのですが、外部接続機器はパソコンとなる事が多く、当然ながらUSBポートへ接続した際、ドライバーが無いと制御をしてくれない。今でもFTDI社のWEBサイト内にはOS毎にドライバーが無料配布されているので、ダウンロードしてきてパソコンへインストールすれば、VCOMとして認識された後、デバイスマネージャーには「COM〇〇」と表示も出てくる。

WindowsとLinuxは標準搭載のものがある

Windows10では、ドライバーを標準で搭載しているという話を聞く。Linuxも各ディストリビューションにおいて最新バージョンは標準搭載されている様で、USBシリアル変換での通信が多く使われている事が見て取れる。

開発工数からすれば、USB通信機能を搭載するには、ハード・ソフト面の設計工数、評価検証に掛ける工数は、予算の圧迫を余儀なくされるケースも少なくないはずである。それをUSBシリアル変換ICを採用する事で、得られるコストメリットは計り知れないほど大きい。

FT232RはTESTピンに注意

FT232Rには26pinがTEST端子となっている。この端子をGND接続にしておかねば、Normal動作をしてくれず、送受信がきちんとできない現象が発生する事がある。仕様書にも「Normal動作時はGND接続」と書いてある。Pullup or Pulldownを設ける余裕があれば良いが、実装コストと実装面積から空きピンにしてしまうと、内部でPullupされているか、Highインピーダンス状態になり、何れも期待動作にならないこととなるので、注意が必要である。

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