弊社で取り扱いを開始している顔認証には、体温検温、マスク装着判定、ドア開閉信号出力が機能として搭載されています。
事前に登録しておいた人物の顔写真に対して、ドアの開閉連動をさせたり、指定体温以上であればアラーム出力をさせたり、認証処理とイベントを同期させることが可能です。
顔認証端末だけでは、導入しようとするシステムのセキュリティは完璧と言えません。
個人的な使用感覚的で言えば、別人と認証間違いをする様な誤認識には遭遇しませんし、自分の顔が認証されずに弾かれるケースも、ほとんどありません。
しかし、弊社の顔端末機の数値上は、認識率が99%となっています。
実際の人物と登録人物が同一人物なのに別人と誤判定したり、
全くの別人なのに、同一人物だと誤判定をしたり、少なくとも誤判定が有ることは事実です。
これでは、セキュアな使い方をしたい場合、非常に困ったことになります。
ICカードと合わせてシステマイズする
顔認証だけでは100%のセキュリティにならない場合、ICカードを追加することで、強固なセキュリティ性を担保することが可能です。
顔認証 + ICカードの2つの要素が、共に一致すれば制御トリガーを発動させることが可能です。
この場合、導入されるICカードの規格は種々において対応可能です。
代表的なのは以下の2種類です。
・Felica
・Mifare
どちらの規格にも対応可能で、端末機にカードリーダーを追加設置することで、よりセキュアにすることが可能です。
また、社内システムで社員カードを導入されている場合、後から導入する顔認証端末と連携させることも可能です。
つまり、顔認証端末 + カードリーダーの組み合わせで、セキュリティ面だけでなく、既存の社内システムとも調和が図れることになります。
コロナ禍の感染対策 物質に触れる機会を減らそう
不特定多数の人が行き交うポイントでは、制限を設けたいことがあると思います。
コロナ禍に限らず、手荷物で塞がっている場合も考慮して、出来るだけ非接触な認証に変えた方が良いです。
例えば、店舗や事務所の入り口ドアは、いつ誰が通過するかまでは把握できず、何度もドア開閉する機会が発生します。そこにドアノブがあれば、開閉の度に触れて出入りすることになるので、感染源のポイントになります。
毎回消毒するわけにもいかないので、関所ポイントになり得る箇所は、非接触化することで、感染対策やユーザービリティの向上に繋がります。自動ドア化するには、事務所の間取りや設備投資の都合も出てきますので、即決対応できないケースもありますが、非接触化は自動ドアに限らず実現できることがありますので、一度、ご検討頂ければと思います。
また、認証システムを導入することで、顔認証端末で測温を行い、体調不良者の早期発見や、感染経路・被害把握に一役買うものとなります。
出退勤表、検温申告など、業種によっては必要な管理項目について、書面記入している企業様がまだまだ御座います。
システム化することで、共有物との無駄な接触を避け、リアルタイムに記録が残ることで、適切な管理が出来る側面があり、企業のスマート化が出来る点では、コロナ禍対策に限定せずに様々な用途へ展開が可能となります。
弊社で取り扱いしております顔認証端末機は、お客様側でシステム開発を進めて頂ける様にAPIを公開しておりますので、カスタマイズへの対応障壁が低く、自社システムへプラグインすることが可能です。
「顔認証端末機のAPI公開しています」の記事でご紹介しておりますのでご参照ください。