ESP32搭載のカスタム基板を製作する上で、FTDI社のUSBシリアル変換チップを採用することが少なくない。基板上にチップを搭載する場合もあるし、ESP32のUARTラインを接続する為に外部ツールとして用意することも有る。
また、PC - ESP32間の通信としては、PC側のインタフェースであるUSBを使いたいのが意図である。
接続してもCOMポートが見当たらない
2つ考えられる原因が有ります。
1.ドライバーがインストールされていない
FTDI社のチップは、広く使用されていることもありWindowsにおいては、接続すれば標準使用できる状態になっています。
が、、、updateなどでドライバー関係が上手く更新されていないこともあるので、その場合はメーカーからダウンロードしてきましょう。
[FTDI社 VCP各種ドライバー]
https://ftdichip.com/drivers/vcp-drivers/
2.ドライバーはインストールされているがVCP設定になっていない
デバイスマネージャーで、「ポート(COMとLPT)」にFTDIのツールと思われるポートが存在しない場合がある。
よくよく見ると3つぐらい下のカテゴリである「ユニバーサルシリアルバスコントローラー」に、「USB Serial Converter」として存在していたりします。
「USB Serial Converter」を右クリックして、「プロパティ」を選択するといくつかタブが出てきます。
「Power Management」タブを選択するとVCP設定を有効にするチェックボックスがあるので、チェックして有効にした上で「OK」にてダイアログを閉じます。
後は、FTDIのツールとしてVCPポートとして認識するはずなので、
一度接続抜き差しすると、デバイスマネージャーの「ポート(COMとLPT)」にCOMポートとして出現します。
Windowsを利用されている方は、updateで一新されていることがあり、一度設定したのに、update後に使おうと思ったらVCPポートとして認識されていないことがありますので、再度設定をし直してみてください。
ESP32は115200bpsがデフォルト設定
ESP32のUARTボーレートは、115200bpsがデフォルトになります。
なので、デバイスマネージャーの「ポート(COMとLPT)」の該当COMポート上で右クリックして、ボーレートの設定をしておいてください。